写真だけでの表現を目指す革新的マガジン『W.A.Y. vol.4』

写真だけでの表現を目指す革新的マガジン『W.A.Y. vol.4』

「CRIMIE(クライミー)」や「CHORD NUMBER EIGHT(コードナンバーエイト)」といったブランドを手がけるクリエイター集団:リアライズワークス。創造性にあふれる彼らが手がけるムック『W.A.Y.』マガジンの第4弾が絶賛発売中。ルードの世界観ともリンクする“誌面=ヴィジュアルのみ”の徹底したクールネスを体感してほしい。

ビジュアルだけで伝えるカルチャーとファッション

 

自分たちが影響された音楽や、惚れ込んだアートといったカルチャーにインスパイアされた洋服を作るブランドは数多い。好きを形にする行為こそ、時に血を吐くような苦しさを伴うクリエイションのプロセスにおいて、当事者の癒しとなる。それを続けている集団の一つがリアライズワークスだ。クライミー、コードナンバーエイトといったブランドのアイテムは、シンプルでありながらどこか反逆的な匂いを漂わせ、彼らが愛するカルチャーを洋服へとしっかりと染み込ませている。

 

このリアライズワークスの創造欲は、洋服だけにとどまらない。彼らのフラッグシップストア「ガーデン トーキョウ」を見てもわかるように、今では家具やメンズコスメをも手がけるなどライフスタイル全般をカバーしている。そのコレクションの一部に、注目のアイテムが登場した。それが、ファッション&カルチャームック『W.A.Y』マガジンだ。

 

 

¥780

 

 

「レコードやCDのジャケット、本やイベントのフライヤーなど、僕らは紙媒体からたくさんのインスピレーションを受けてきたし、紙はカルチャーにつながる情報の入り口でもありました。だからアパレルをやるだけでなく、(ネットなどが普及する前に)限られた情報を提供していた媒体、自分たちが体験したのと同じようなカルチャーの入り口となるような媒体を目指して作ったんです」(リアライズワークス代表:ヨンホ氏)

 

ネットがなかった90年代初頭、レコードのジャケットやクラブイベントのフライヤーは、アートにとって大切な場所だった。そのビジュアルを見て僕らはイベントを知り、どういう内容かを想像した。もちろん説明する言葉は必要だが、そこで重要だったのは、あくまでもビジュアルだったのは間違いない。そこを追求したのが第4弾目となる『W.A.Y.』なのだ。そこではクライミー、コードナンバーエイト、MSMLなどのブランド特集だけではなく、彼らが影響を受けてきたロックを体現するThe BONEZのアジアツアーや、コールドレインの日本武道館公演のドキュメントが圧倒的な写真で構成される。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あえて文字を排除して、アイテムの商品説明も省いてあります。海外の写真集のようなファッション雑誌というか。ただ、それだけだとアートブックになってしまうので、きちんと文字を写真に置き換えたというか。オフライン上のインスタグラムのような、ストレスなく言語問わず楽しんでもらえることは意識しましたね」(同)

 

 

 

 

 

 

 

 

写真だけで表現したからこそ広がる世界への発信。だからこそ、韓国、中国をはじめとしたアジア、アメリカ、ヨーロッパのセレクトショップ、アートブックセンターなどに今後配本していく予定だという。順調に行けば、第5号目は2019年3月の発売されるとのこと。ビジュアル表現の可能性を広げる彼らの試みは、雑誌制作の同業者となったRUDOにとっても気になるところなのだ。

 

 

 

 

 

W.A.Y. vol.4 の購入はコチラ(AMAZON)をチェック

 

CONTACT

ガーデントーキョウ&ジ・オープンアトリエ

東京都渋谷区神宮前4-8-12 1F

TEL:03-3405-5075
gardenxxx.com