酒飲みの固定概念を変える1日限定の盛り場に潜入! 「ネオ焼酎酒場」で本格焼酎・泡盛の新たな楽しみ方を知る。
酒飲みの定番でもある本格焼酎・泡盛。割って、ストレートでと楽しみ方は人それぞれだが、ちょっと違う飲み方にも挑戦したいところ。そんな酒飲みの思いを汲んだ新感覚の酒場「ネオ焼酎酒場」が12月1日の1日限定でオープン。これまで数々の酒をたしなんできたRUDO編集部だけに、酒イベントは無視できるわけがなく、ふらふらと吸い寄せられるようにお邪魔してきました!
本格焼酎・泡盛をファッション&エンタメとして楽しむ、次世代の酒飲み体験
12月になったとはいえ、まだ冷え込みの少ない今年。気持ちよく飲むにはちょうど良い夜更けに訪れたのは、原宿駅からほど近い複合施設JINNAN HOUSEにオープンした「ネオ焼酎酒場」。日本酒造組合中央会を中心となり、本格焼酎・泡盛を20~30代の若い世代に知ってもらおうと開催された一夜限りのポップアップイベントで、新感覚の大衆酒場をコンセプトにした空間でドリンクやフードを堪能できるとなれば、RUDO的には何をさておき行くしかないのだ。
受付でフードやドリンクと交換できるコインを購入して入場すると、そこには焼酎酒場らしからぬ光景が。白を基調としたモダンなスペースはネオンやDJによる音楽で彩られており、これまでの“本格焼酎・泡盛=オヤジの酒”といった旧来のイメージはまったくなし。Z世代のトレンドでもある昭和レトロなムードを上手に取り入れた演出は、“ネオ”焼酎酒場という言葉にピッタリだ。
飲むだけでは終わらない、イベント&フードもしっかり堪能
会場内でまず選んだのは、「NOMURA SHOTEN」の名バーテンダー・野村空人氏によるウェルカム焼酎カクテル。鹿児島県のイモ焼酎「明るい農村」をココナッツウォーター、ソルトウォーター、オレンジパルプソーダで割ったカクテルで、その場で炙ったローリエを入れた一杯を口に含むと、甘酸っぱさと香ばしさが一気に広がった。女性でも飲みやすく、本格焼酎・泡盛ビギナーにもおすすめの味わいだった。また、スペース内には従来の本格焼酎・泡盛のアテとは異なる、メキシカン、サンドイッチ、ジェラートといったフード類も充実。古くから受け継がれてきた日本の本格焼酎・泡盛とのマッチングも良く、オシャレなカフェに入るような感覚で酒を飲む体験ができたのが印象的だった。
他にもレモンサワー専門店「OPEN BOOK」を新宿ゴールデン街で展開し、“レモンサワーブームの火付け役”として知られる田中開氏と、港区広尾で日本酒バー「EUREKA!」を運営する“日本酒界のカリスマ”千葉麻里絵氏の豪華なトークショーや、本格焼酎・泡盛の本場である鹿児島県出身で、自身もよく本格焼酎・泡盛たしなむというシンガーソングライター・中津マオ氏によるライブも開催されるなど、五感をフルに刺激するコンテンツもしっかり堪能。フェスのような楽しい空間で、これまでに味わったことのない本格焼酎・泡盛の楽しみ方を知る。そんな一夜限りではもったいないほどの充実した「ネオ焼酎酒場」。「次なるオープン、ぜひお願いします!」とほろ酔い加減で祈るばかりだった。
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About 本格焼酎・泡盛
日本の風土が育てた唯一の蒸留酒。主に米麹を使った発酵方法と単式蒸留という伝統の技術が特長で、酒蔵によっても風味が異なり、バラエティに富んだ商品が日本各地に存在している。また、本格焼酎・泡盛は蒸留後に貯蔵・熟成させることで、風味・香りがさらに深まるなど、時代によって楽しめる味わいもさまざま。
About 日本酒造組合中央会
日本の國酒である日本酒、本格焼酎・泡盛の最大の業界団体。日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんの生産者約1,700社が会員となっており、国内外における國酒の普及促進活動を行っている。
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