Feature

渡辺俊美×誰かと誰かのレコードジャケット S/PEAK

12th.guest / 紗羅マリー

早くも一年を突破したロックダディ・渡辺俊美の対談企画。今回のお相手は、TOKYO No.1 SOUL SET主催イベントにも出演したモデル/女優の紗羅マリー。彼女私物の“ロカビリーの女王”の7インチを肴に、音楽のことからファッションまで縦横無尽に語りつつ、“愛することの美しさ”にまで話題は拡大。初の女性ゲストということもあって、編集部もテンション上がりっぱなしだ! photo:TSUTOMU YABUICHI(TAKIBI)

今月のトークテーマ
Wanda Jackson
『LONG TALL SALLY/MONEY,HONEY』

“クイーン・オブ・ロカビリー”のワンダ・ジャクソンが、リトル・リチャードの『LONG TALL SALLY(のっぽのサリー)』と、ザ・ドリフターズの『MONEY,HONEY(マニー・ハニー)』2曲をカバーした日本向け7インチ。邦題の書体や「ワンダ・ジャク“ス”ン」というカナ表記が時代を感じさせる。

紗羅「おばあちゃんが唄っていたのが『なごり雪』とか『愛燦燦』なんです」

紗羅「おばあちゃんが唄っていたのが『なごり雪』とか『愛燦燦』なんです」

  • W 僕らが初めて会ったのって、紗羅ちゃんが二十歳前後だったと思うんだけど、『なごり雪』とか日本の曲を聴いてなかった? あれは誰の影響で聴くようになったの?
  • S 小学校の頃の同級生はモーニング娘。とかジャニーズ系を聴いてて、自分もその輪の中に入りたいから一応聴くんですけど、何かしっくりこなかったんです。そこで自分で好きで聴いていたのが、サザン(オールスターズ)とか研ナオコさんとか。
  • W 研ナオコっていうのが良いね。
  • S おばあちゃんの影響かもしれません。元々、ママの実家が仏壇の職人さんだったんです。今は全然違いますけど、当時はお金持ちだったんですよ。4階建てのビルが一棟あって、1、2階が工場で、3、4階が住居だったんです。その3階のリビングがカラオケルームになっていて、大きなシャンデリアもあったんですよ(笑)。
  • W すごいね(笑)。
  • S いつもそこで、夜ご飯食べ終わった後におじいちゃんとおばあちゃんがカラオケするんですよ。お酒飲みながら。私は二人の職業が大好きだったし、お手伝いもしてたし、本当におばあちゃん子だったので、そこで地盤が出来たっていうか、好きなものが確立されていったんですよね。壊しちゃうから私はカラオケをやっちゃいけなかったんですけど、内緒で唄ったりもして(笑)。
  • W ハッハッハ(笑)。
  • S その時に、おばあちゃんが唄っていたのが『なごり雪』とか『愛燦燦』なんです。
  • W おばあちゃんの影響は良いね。俺は、母ちゃんからのは少しはあるけど、じいちゃん、ばあちゃんの影響は、まったく無いからな〜。
  • S 良い環境でしたね。でも、若い頃はそれを誰に言っても伝わらないじゃないですか。だから、わりと独りで。ママやおばあちゃんと喋ってる方が楽しいという感じでしたね。

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PROFILE

渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET、ZOOT16、猪苗代湖ズ)
TOSHIMI WATANABE
1966年12月6日・福島県出身

1990年に「TOKYO No.1 SOUL SET」を結成。福島県出身ミュージシャンなどと結成した「猪苗代湖ズ」でも活躍。メンズブランド「WHATEVER WORKS」のディレクションも務める。自身のソロプロジェクト「ZOOT16」の公式サイトではオリジナルTシャツなどのグッズを不定期で発表。
watanabetoshimi.com
www.zoot16.com


今月の客人

紗羅マリー SARAMARY 1986年12月12日・愛知県出身

2005年に『ViVi』専属モデルとしてデビュー。3月18日公開の『ニワトリ★スター』で映画初出演するなど、女優としても活動中。また、2010年には歌手としてもデビューし、第25回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した“チャーべ”こと松田岳二率いるロカビリーバンド・LEARNERS(ラーナーズ)のヴォーカルを務める。 learnersband.tumblr.com


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