Feature

渡辺俊美×誰かと誰かのレコードジャケット S/PEAK

11th.guest / LOW IQ 01(ローアイキューイチ)

東京ストリートの生き字引的存在・渡辺俊美が、毎号異なるゲストが愛するレコードジャケットを軸にトークバトルを展開。今回対面するお相手は、AIR JAM世代にはおなじみの伝説的パンクバンド・SUPER STUPIDを経てソロで活躍するLOW IQ 01。互いを“イッちゃん”、“俊美君”と呼び合う盟友二人の話は、青春時代にまで及んだ!

今月のトークテーマ
RED HOT CHILI PEPPERS
『Mother’s Milk』

ギタリストにジョン・フルシャンテが加入した通称“レッチリ”が、世界的バンドへと飛躍するきっかけとなった1989年発表の4thアルバム。ファンク、ラップを取り入れた彼ら独自のサウンドが完成され、スティーヴィー・ワンダーの名曲『Higher Ground』なども収録。日本語版タイトル“母乳”も鮮烈なセンス。

渡辺「(レニー・クラヴィッツは)ラフォーレにも来たよ、セルロイドにも。嬉しかったもん」

渡辺「(レニー・クラヴィッツは)ラフォーレにも来たよ、セルロイドにも。嬉しかったもん」

  • W お兄ちゃんからの影響は無いの?
  • L あるよ。もうほとんどそれだから。
  • W イッちゃんのお兄ちゃんは俺と同じ歳で4コ上だもんね。
  • L 家では結構、音楽が流れてる感じだった。一番最初はYMOかな。当時は歌謡曲しか聴いていない少年だったから。多分一番最初に家で見た7インチはキッスの『ラヴィン・ユー・ベイビー』。その次はブロンディ。だから結局、ディスコソングなんだよね。
  • W ビリー・ジョエルだって、ディスコだって思われてたからね。『ストレンジャー』とか。
  • L だから、当時の日本の歌謡曲のバックトラックって、そっちの真似してたのが多い。そういう音楽の流れで、決定打はスターリン、アナーキー。ピストルズから流れて、どんどんハードな方を求めていくと。だから多分、ヘヴィメタルじゃないんだよね。ヘヴィメタルってリアルに、80年代、僕が中学生の時に起こったムーヴメントってイメージだから。今はまた見たいけどね、生粋のヘヴィメタル。リストバンドして、レオタードみたいなの着て、ブーツ履いて、髪の毛もカーリーヘアみたいな(笑)。
  • W ハッハッハ(笑)。
  • L ああいうリバイバル来ないかな〜。
  • W 東京来た時にメタルやってる人が超ダサく感じたんだよね。まだパンクの方がスタイリッシュ。
  • L 僕もそう思った。
  • W ロカビリーとかの人は、凄くこだわってるんだろうけど、何か違ったし(笑)。
  • L 僕は多分、ハイトーンとビブラートが苦手だった。あと上手すぎた。何だろう、ハノイ・ロックスは大丈夫なんだけど。
  • W ハノイ・ロックスはグラムだもん。
  • L ジョニー・サンダースとかニューヨーク・ドールズの流れをくんでるしね。やっぱり根っこはピストルズから始まってるから。そうなってみるとニューウェーブっていうのが80年代当時はリアルタイム。ザ・キュアーとかさ。僕、一番最初に観に行った外タレはPILだもん。
  • W あ、そうなんだ。
  • L ‘83年。中学生の時に中野サンプラザで。
  • W 自分はポーグス。中野サンプラザで。’86年かな。
  • L その頃って、クアトロが出来て外タレが沢山来るようになってたよね。
  • W レニー・クラヴィッツも一番最初はクアトロだったもん。
  • L 覚えてるもん、ドレッド頭を振ってて、周りの人にバンバン当たってるの(笑)。
  • W ラフォーレにも来たよ、セルロイドにも。嬉しかったもん。
  • L 何で? 誰か知り合いいたの?
  • W いや、多分ウロチョロしてたんだよ。
  • L 80年代のPILのビデオを観てると、ジョン・ライドンがラフォーレに来てるもんね。
  • W うん。エアロスミスも全員で来て、ヒステリック・グラマーで買い物してたもん。すごい時代だったよね。

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PROFILE

渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET、ZOOT16、猪苗代湖ズ)
TOSHIMI WATANABE
1966年12月6日・福島県出身

1990年に「TOKYO No.1 SOUL SET」を結成。福島県出身ミュージシャンなどと結成した「猪苗代湖ズ」でも活躍。メンズブランド「WHATEVER WORKS」のディレクションも務める。自身のソロプロジェクト「ZOOT16」の公式サイトではオリジナルTシャツなどのグッズを不定期で発表。
watanabetoshimi.com
www.zoot16.com


今月の客人

LOW IQ 01 ローアイキューイチ 1970年12月13日・東京都出身

1994年にHi-STANDARDと並んでAIR JAM世代を牽引したバンド・SUPER STUPIDを結成し、ヴォーカル&ベースを務める。’99年からはMASTER LOW名義でソロ活動を開始し、KEN YOKOHAMA、TOSHI-LOWなどと共闘。’07年からは現在の名義で活動中。昨年5月には最新アルバム『Stories Noticed』を発表した。2018年は自身過去最長のツアーを開催決定している。 www.lowiq01.jp

撮影協力:ディスクユニオン 新宿中古センター
東京都新宿区新宿3-17−5 カワセビル 3F
TEL.03-5367-9530
http://diskunion.net


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