小田原競輪場「RUDO杯」開催記念スピンオフ企画 -「cinelli」と行く東京駅→小田原自転車ツアー-

小田原競輪場「RUDO杯」開催記念スピンオフ企画 -「cinelli」と行く東京駅→小田原自転車ツアー-

5月30日から6月1日にかけて小田原競輪場で開催されたRUDO杯。熱き戦いの裏(?)で、東京駅から小田原競輪場まで「cinelli(チネリ)」の自転車で行くという、もう一つの戦いが繰り広げられていた! 相当過酷な旅になる…と思いきや、中華街や海に立ち寄りながらの自転車旅は、まるでロードムービーのような楽しいものに。その一部始終を公開します!

from TOKYO to ODAWARA! 小田原競輪場まで自転車でGO!

 

6月1日朝8時。まだ人気もまばらな東京駅前広場に、小田原競輪場で開催されるRUDO杯決勝の見学に向かうRUDO編集部員とカメラマンが集合した。さ、駅弁買って、新幹線で小田原まで。………というわけにいかないのが俺たちってもの。「小田原競輪場に普通に行くのはつまらない」という思いつきのもと、競輪だけに東京駅から小田原競輪場まで自転車で行ってしまおう、というスピンオフ企画が今まさにスタートしようとしていたのです!

 

最初は「東京から小田原なんて、箱根駅伝で大学生でも走ってるんだから楽勝だろ」と思っていたのですが、距離を測って見ると、その間約90km。当然プロの手助けが必要です。そこで今回自転車の旅に同行してもらったのが、中目黒にあるピストカルチャーの発信源「25LAS BICYCLE WORKS」オーナーのニコラスさん。自身も自転車チームを組むなど乗り手としても第一線で活躍するだけに、小田原までなんてどうってことないでしょう。しかも肝心の自転車をサポートしてくれたのは、イタリアの名自転車メーカー「cinelli(チネリ)」。乗り心地も見た目もいい相棒たちとともに、いざ小田原競輪場へ!

 

 

 

check point 1

09:00a.m. 東京駅

 

自転車に乗ったニコラスさんと合流。この日の東京駅前の広場はなんだか警備員が多め。それもそのはず、なんと天皇陛下が即位後初となる外遊のために名古屋駅に向かう直前だったのです。幸先の良いお日柄だけに、気持ち良く東京駅を出発!

 

「小田原までは大体3時間くらいだと思います。普段はあんまり行くことはないけど(笑)、今日は頑張ります!」(ニコラスさん)

 

 

東京駅前広場でスタンバイ。自転車専用シューズに履き替えていざ出発だ。

 

こちらが東京駅から小田原競輪場までのパートナーとなるチネリの自転車。ほどよい彩りとシンプルな造形は相当格好いい!

 

自転車は都会人にとって最も使い勝手の良い乗り物。東京駅前のアーバンな風景にもよく似合う。

 

皇居周辺を行くニコラスさん。まだ蒸し暑すぎない今こそ、自転車が楽しくなるシーズンだ。

 

 

 

check point 2

09:30a.m. 芝浦 レインボーブリッジ付近

 

土曜日の東京からの下り線とあって渋滞するかと思いきや、意外にもスムースに到着。疲れを見せないニコラスさんに何度も抜かれなりながら、車での並走チームも懸命に追走。混雑した道路状況なら自転車には絶対にかなわないということを身を持って認識する。

 

 

レインボーブリッジのふもとで一休み。東京駅からものの20分くらいで到着したのだった。

 

無機質な人工物を眺めていると心が和む。都会的な光景を独り占めする贅沢な時間も、自転車での旅ならすぐに出会えるのだ。

 

今回の自転車は一般的なものとは異なり、常にペダルを漕ぎ続けるもの。ニコラスさんによると、慣れればこちらの方が動かしやすいのだとか。

 

ギュンギュンスピードを上げて、次の目的地である中華街へ一直線!

 

 

 

check point 3

11:30a.m. 中華街

 

レインボーブリッジを眺めながら京浜東北線と並走するかのように一路横浜へ。目指す先はランドマークタワー…と思っていましたが、小腹が空いたので思わず横浜中華街にお邪魔します。観光地なだけに車は入っていけないものの、自転車ならば中華街特有の横道もスルスル。特大肉まんでチャージ!

 

「混雑した街中でも自転車なら入っていけるところが多いですよね。タピオカミルクティーは初めて飲んだけど、サッパリしてて美味しい(笑)!」(ニコラスさん)

 

 

観光客で賑わう横浜中華街に到着。観光スポットである関帝廟前でチルアウト。

 

中華街といえばやっぱり肉まん。そして今トレンドのタピオカミルクティーで喉を潤す。気軽にお店に立ち寄って買い食いできるのも自転車旅のおかげ。

 

 

 

check point 4

01:30p.m. 大磯海岸

 

中華街から江の島を目指したものの、週末の海岸沿いは大渋滞必至。ということで一気に平塚方面を目指して西へ。国道一号線は自転車乗りにとって走りやすいため、多くの自転車愛好家たちとすれ違った。この日の気温は30度近い真夏日。「ここは海でしょ!」と海岸を目指すも道が途中で途切れているなど、大磯近辺はなかなかビーチまでたどり着けない街並み。途方に暮れていたものの、ニコラスさんが抜け道を発見。車では見つからない道を発見できるのも、自転車の楽しさの一つだ。

 

「僕が普段乗っているのは競輪選手が乗っている自転車で鉄なんです。でもこれはアルミのものだし軽くて気持ちがいいですね。スピードもグッと出るし、登りも気楽です」(ニコラスさん)

 

 

再び小田原方面へ激走。肉まんエネルギーを補充したニコラスさんだけに、スピードはぐんぐん早くなる。

 

大磯はなぜか海岸に出づらい街並み。ただ、自転車だったおかげで小道から海への道を発見。

 

自転車を持ち上げて思わずガッツポーズ。チネリの自転車は頑丈ながらも軽いので、持ち運びも楽チンなのが嬉しい。

 

疲れていても海を眺めるだけで力が湧いてくるから不思議。ゴールの小田原(写真奥)はもう目前!

 

 

 

goal

02:00p.m. 小田原競輪場

 

ついに小田原競輪場にゴール! ビーチに出る場所が見つからないという大磯でのプチトラブルはあったものの、ニコラスさんは難なく走破。この日のニコラスさんは撮影なので私服だったが、本来は自転車専用ウェアで走るとのことで、それを着ていたらもっと早く着いていたとか。ファッション感覚で自転車を楽しむ企画だったものの、もう一歩踏み込むだけでもっとお洒落&快適な自転車旅ができるはず。しかも、気軽に寄り道できたりグルメを堪能できたりと、駐車場などを気にしないで済む機動力も魅力。車やバイクのカルチャーに染まったRUDO読者にとっても、新鮮な驚きがあるはずだ!

 

「ファッションと自転車って相性がいいと思います。車体が派手な時は服の色味をガチャガチャさせないようにするといいと思います!」(ニコラスさん)

 

 

小田原競輪場のメインエントランスに到着! 小田原競輪場内の記事は「RUDO杯レポート」をクリック!

 

小田原競輪場から見える小田原城の天守閣。思えば遠くに来たもんだ!

 

 

小田原までの相棒自転車

「cinelli-Vigorelli Alu -」

*フレームセットのモデル名

 

今季のチネリが猛プッシュする名品で、市街地のタイトなコーナーもハイスピードで駆け抜けることが出来るトラックフレーム。レース機材としても抜群の性能を持ちながら、カラフルで遊び心のあるカラーは街乗りでも抜群の存在感を放つ。リアブレーキケーブルもフレーム内蔵式なので、本格仕様ながらすっきりとした見た目でファッション性も高いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SPEC】
フレーム:コロンバスエアプレーン(アルミニウム)/フレーム重量:1570g(Mサイズ)/フォーク:コロンバスピスタ(アルミニウム)・アルミニウムコラム/フォーク重量:590g/最大タイヤ幅:700x28mm/前後ブレーキ穴有り

 

¥105,000*フレームセット

 

photo:RIEI NAKAGAWARA

 

CONTACT

岩井商会

TEL:0748-37-5656
cinelli-iwaishokai.com

 

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協力

25LAS BICYCLE WORKS

 

本企画に登場したニコラスさんがオーナーを務める2011年創業のバイシクルショップ。ピストカルチャーを牽引する存在で、競輪選手が使用したフレームを使用してオーダーに合わせたカスタム、整備をしてくれる。ニコラスさんが主宰する自転車チーム「BLACK SOX BICYCLE CLUB」のアパレルなども展開している。

 

東京都目黒区中目黒3-5-30
TEL:03-5734-1875
25las.com

 

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