RADIALL -2018AW LOOK 1st-
「LOCALITY」を大切にしながらも普遍的なデザインが並ぶ「RADIALL（ラディアル）」のコレクション。毎シーズン異なるテーマを標榜しながらも、彼らのアイテムはいつもオーセンティックな輝きを放つ。今季のテーマ「SUBURBAN」をもとに作られたアイテムを眺めるだけで、その意味がわかるはずだ。
郊外に住み都市部で働くデザイナーの思考が現れたコレクション
2002年に高山洋一が始動させたラディアルが今季選んだテーマは「SUBURBAN」。プライベートを郊外、仕事を原宿でこなす彼のライフスタイルから生まれたものだけに、現代に生きる我々のライフスタイルにとってリアルなテーマである。
もちろんラディアルの根幹をなすアメリカ西海岸、音楽、モーターカルチャーの要素は変わらない。だが、軽量化されたヘビーアウターの高い防寒性、インナーの熱を逃がさない保温性、急な天候変化に対応する撥水＆透湿性などを備える高機能素材を取り入れることで、“ただ格好いいだけでなく快適に着られるファッションアイテム”としての存在意義は、より今っぽくなったと言えるだろう。
「この時代、この環境、この場所だからこそ提案できる洋服作りを常に追い求めている」という高山氏の思いからもわかるように、懐古趣味に陥らないプログレスな姿勢こそ、ラディアルの洋服を選ぶ理由の一つにもなるはずだ。
photo:Yohei Miyamoto
styling:Ryota Yamada
hair:AMANO
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